楽しくワイン入門!

ワインというとアルコールの中でも、ちょっとオシャレで大人の雰囲気を感じる飲み物ではないでしょうか?
そして普段飲まない方は種類がたくさんあるワインについて、なんだか難しいと感じている方も多いようです。

今回はそんなワイン初心者さんに覚えて欲しい基本用語や基礎知識をご紹介したいと思います。
さあ、楽しくワイン入門しましょう!

ワインってどんなお酒?

そもそもワインとはどんなお酒でしょう?
ワイン入門ということで基礎の基礎、ワインとはどのようなお酒かということからお話ししましょう。

簡単に言うとワインとは「ぶどうがそのままお酒になったもの」です。
ビールのように穀物をお酒にする場合には必ず仕込み水が必要になります。
ですから穀物から作られるお酒の味わいには水の美味しさが大きな影響を与えます。
それに対してワインの場合はぶどう自体に水分があるためブドウの味そのものがワインの美味しさに影響するのです。

ワインの基本用語

まずはワインの基本用語をチェック。
覚えておくと外食の際やワインの購入時に役に立ちますよ!

●ヴィンテージ
ワインの原料であるブドウの収穫年のことで、ラベルに年号が表記されています。
ヴィンテージワインなんて言葉を耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

●オフヴィンテージ
ぶどうの出来がよくない年、天候が悪かった年のことを言います。

●オールドワールド
フランスやイタリアなどのヨーロッパ各国などワイン醸造の歴史の古い国やそのワインのことを指します。
反対にアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどワイン醸造の歴史の浅い国やそのワインを「ニューワールド」と呼びます。

●ボディ
ワインのコクとでも言いましょうか、飲んだ感触や味の強弱、総合的な飲み心地などを表現する際に使われる言葉です。
赤ワインによく使われる表現ですね。

●スワリング
ドラマなどで見るグラスをクルクルと回すしぐさです。
スワリングをすることでワインを空気に触れさせて味わいや香りを引き出すことが出来ます。
やり過ぎは香りが飛んでしまうこともありますので注意してくださいね!

ワインの種類を知ろう!

ワインの醸造方法の違いから4つの種類に分類することができます。
まずはスティルワイン。
一般的な赤ワイン、白ワイン、ロゼなどがこちらになります。
こちらは非発泡性のワインです。
泡立ってシュワシュワ動いているスパークリングワインに対して、じっとしているワインという事でこのような名前になっています。

次はスパークリングワイン、発泡性のあるワインです。
スパークリングワインは、赤ワインや白ワインに糖と酵母を加えて、もう一度発酵させるという2次発酵を行っています。
名称としてはシャンパンと言った方がしっくりくる方もいるかもしれません。
シャンパンという名称以外にもスパークリングワインはそれぞれの国によって呼び名が異なっています。
フォーティファイドワイン、ワインにブランデーなどの強いアルコールを持つお酒を加えて、全体のアルコール度数を高めたものです。
スペインのシェリーやポルトガルのポートワインが有名です。

最後はフレーバーワイン。
その名の通りワインにハーブや甘味料を加えたワインです。
果物と甘味料が入ったサングリアというフレーバーワインは飲みやすくお酒が苦手だという方にも人気があります。

スティルワインについてもう少し詳しく!

様々な種類があるワインですが、ここを押さえておけば大丈夫!ということで赤ワイン、白ワイン、ロゼについて、先程基本用語のところでも少しふれた「ボディ」という用語を踏まえてもう少し詳しく見ていきましょう。

スティルワインのアルコール度数はだいたいが9~14度あたりになります。
味や色の違いは、それぞれ異なる醸造方法から来るものです。
赤ワインは、黒ブドウを皮ごと使って作られます。
その皮に含まれる色素やタンニンよって赤ワイン独特の色や渋味が現れます。
その味のコクや深みを表す言葉が「ボディ」です。
しっかりとした渋みが感じられる物を「フルボディ」、軽い渋みのものを「ライトボディ」、中間を「ミディアムボディ」と言います。

白ワインはブドウの果汁だけで発酵させます。
もともと色が薄い白ブドウを利用し、皮は使用しないため渋みの少ないことが特徴です。
白ワインは「甘口」「辛口」で分けられます。
口当たりがまろやかな甘口ワインが初心者向きとなっています。

最後にご説明するロゼワインは代表的な製法が3つあります。
1つ目は黒ブドウで赤ワインのように造る方法です。
この方法は途中で果汁のみを引き抜きます。
色は濃い目でほのかに渋味があるのが特長です。

2つ目は黒ブドウで白ワインのように造る方法、こちらは、色が薄くて渋味もほとんどありません。

3つ目は黒ブドウと白ブドウを合わせて造る方法です。
ロゼワインは濃厚な料理にもあっさりした料理にも合わせることのできる万能タイプですので、どのワインを飲もうか迷った時に試してみてはいかがでしょう。

まとめ

今回はワインの基本ということで、本当に基礎の基礎のお話をさせていただきました!
もっともっと奥の深いワインの世界!
是非覗いてみてはいかがでしょう。