健康には自信があったのに、40歳を過ぎたあたりから健康診断で少しずつ数値に変化が出てきた…。
「正常範囲内だから大丈夫!」と、思っていませんか?「未来の私」がいつまでも健康に楽しく暮らすために、今から健康数値を見直し、良い習慣を心がけましょう。

ティーライフ健康アドバイザー医学博士 米井嘉一先生
慶應大学医学部卒業、同志社大学生命医科学部教授。
抗加齢医学研究の第一人者として、研究活動に従事すると
ともに、研究成果を医療現場、講義、講演、著作、学会発表・論文などで日本のみならず世界に発信している。

大切なのは「この3年間でどう変化してきたか」
健康診断の結果を見る際、「正常範囲かどうか」はもちろん、「この3年間でどう変化してきたか」をチェックすることも大切です。注目すべき数値から、運動、食事、睡眠を中心に健康習慣を意識してみましょう。
また健康的な生活を決意したら気になるのはその効果。効果が目に見えないとモチベーションを維持できません。手軽に自分で測れるのは、腹囲と体重ですが、こちらも日々の数値で一喜一憂するのではなく、月単位の平均値で見ることが大切です。
若い頃とは違い、意識しても思うように体重は落ちません。おおよそ1ヶ月に1㎏のペースを目安に、健康的な体を目指しましょう。
腹囲
腹囲はわかりやすい健康のバロメーター
内臓脂肪の増加が数値に表れやすいのが腹囲です。健康診断では、おへその高さで測った腹囲が、男性で85cm以上、女性で90cm以上だとメタボの基準になりますが、基準以下でも気をつけたいのはその数値が「年々増えている」こと。
更年期を迎えると、代謝が落ちて脂肪がつきやすくなり、いわゆる「中年太り」になることがあります。

- 揚げ物を控える
- 野菜・キノコ・海藻類を多めに
- 日中の適度な運動&就寝2~3時間前の入浴で規則正しい睡眠を

コレステ
ロール
閉経後の女性はコレステロール値の変化に注意
バランスの悪い食事や加齢により、LDL(悪玉)コレステロールが増えてHDL(善玉)コレステロールが減ると、コレステロール全体のバランスが崩れてしまいます。
その結果、体に悪影響が生じることも。まずはLDL(悪玉)コレステロールが通常に比べて増加していないかを確認しましょう。
またLDL(悪玉)コレステロールが酸化した「酸化LDL」は悪玉中の悪玉といわれ、数値だけでなく抗酸化対策も大切です。

- 肉やバターなどの動物性脂肪を減らして、魚の油
(EPA・DHA)やナッツ、豆類を積極的にとる - 睡眠時間の確保
- 紫外線や喫煙、過度な飲酒やストレスなどを避ける
(酸化LDL予防)

血糖値
血糖値の急上昇・急降下に注意
血糖値の長期的な変化を見るには、過去1〜2ヶ月の平均を示すHbA1cの値が参考になります。年々上昇していないか確認してみましょう。
日常で言えば、食事などで糖質を摂ると血糖値が上がり、通常はインスリンというホルモンの働きで徐々に下がっていきます。
しかし、急激に上がってすぐ下がる「血糖値スパイク」は心筋梗塞や脳卒中などのリスクが高まり注意が必要です。

- 食後の軽い運動
- 食事は野菜や海藻類から先に、ゆっくり良くかんで
- 早めに起きて朝日を浴びる


意識したい健康習慣の中で
苦手と感じることから見直しを!
意識すべき健康習慣はおおむねどの数値にも共通しています。そのすべてを「完璧には行えないから」と諦めるのではなく、まずは自分が最も苦手だと感じることを見直してみましょう。その習慣が改善されたら、次の苦手に向き合ってみてください。

- ウォーキングなどの有酸素運動と、基礎代謝を上げる筋トレを
組み合わせて行う - 食物繊維が豊富に摂れる野菜や海藻類などの食品を増やし、
腹八分目を心がける - 水分補給はお茶や水で。砂糖を多く含む飲み物は控える
おいしく健康的に水分補給!
目的に合わせた
お茶をご紹介
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腹囲が
気になる方に!プーアール茶
ヘルシーボエラグ酸が肥満気味※な方の
ウエスト周囲径減をサポート!※ BMI 値 25kg/ ㎡以上 30kg/ ㎡未満