ルイボスティーはなぜ赤い?グリーンルイボスとの違いは?

ティーライフでも大好評のルイボスティーですが、みなさんは飲んだことありますか?
美しい赤い色が特徴なルイボスティーですが、実は、グリーン色のルイボスティーがあることをご存じですか?
今回は赤色のルイボスティーグリーンルイボスティーとの違いについて見ていきたいと思います。

【目次】
ルイボスティーとは
2種類のルイボスティー(レッド)
2種類のルイボスティー(グリーン)
まとめ

ルイボスティーとは

まずは簡単にルイボスティーについてです。
ルイボスティーの原料の「ルイボス」は、南アフリカ共和国にあるマメ科の低木です。このルイボスから作られるお茶のことを「ルイボスティー」と呼んでいます。

落葉する時期に葉が茶褐色になることから、現地の言葉で「赤い(rooi)藪(bos)」と呼ばれてきたそうです。

実はルイボスは世界中で南アフリカのみで育つ貴重な植物で、強い日差しと昼夜の寒暖差が30度以上になることもあるとても過酷な環境で育ちます。
そんな過酷な環境で育ったルイボスには、ミネラルやポリフェノール、SODを含むことで知られています。

先住民の間では貴重な存在のお茶として扱われ、主に健康を目的として数世紀という長い間飲み続けられてきたです。

2種類のルイボスティー(レッド)

次に、もう少し詳しくルイボスティーについてです。
みなさんがよく知っている赤いルイボスティーは、「レッドルイボスティー」と呼ばれるもので、ほのかな甘みを感じ、スッとした後味ですっきりしています。

渋みが少なくノンカフェインなので、お子様やカフェインが敏感な方でも安心して飲むことができ、日本でもポピュラーなお茶になってきました。

加工方法は一般的に、ルイボスの葉を刈り取った後、天日干しや熱風をあてて発酵させます。そして茶葉に水分を与えて数時間発酵させます。

この工程によりルイボスの葉は緑色から赤茶色へ変わります。淹れた後の美しい色はこの工程で作られるのです。

そして発酵したことにより味・香りに深みが増していくのです。

2種類のルイボスティー(グリーン)

グリーンルイボスティーについてはあまり馴染みがないという方もいらっしゃるかもしれません。
飲み口は緑茶のようにさっぱりとしていて、緑を感じる香りで、レッドとはまた違った味と香りを楽しむことができます。

グリーンルイボスティーの原料も、ルイボスティーと同じ「ルイボス」ですが、ルイボスティーとの大きな違いは、発酵せずに茶葉を急速乾燥で作られるところです。

グリーンルイボスティーは、あえて発酵させずに急速に乾燥させます。ルイボスティーのように発酵しないので、茶葉も柔らかな緑色のままなのです。

「発酵」させずに「乾燥」させるという製法は、緑茶と同じですね!緑茶、プーアール茶、紅茶、烏龍茶も、発酵度合の違いによるもので、元をたどれば同じ茶葉なんです。

さらに、グリーンルイボスティーのこの技術については、2003年頃に開発された『低温乾燥』と呼ばれる比較的新しい製法なのだそうです。
グリーンルイボスティーは生産量が少ないため、レッドに比べて比較的価格は高くなっています。

まとめ

いかがでしたか?
ティーライフではルイボスティーと、グリーンルイボスティーに煎り米をブレンドしたお茶を販売しておりますが、ルイボスティーもグリーンルイボスティーも、それぞれの良さがあります。
お気に入りを見つけてみるのも楽しいですね。

ルイボスティー