正しい知識を得て体脂肪を燃やす!

最近、よく耳にするようになった「体脂肪」 「内臓脂肪」 「皮下脂肪」。
年齢とともに気になるぽっこりお腹や運動不足、健康への影響も大いに気になります。
まずは身体の「脂肪」について正しく理解し、燃焼させるための有酸素運動を始めませんか。

ティーライフ健康アドバイザー 医学博士 米井嘉一先生

女性の40代以降に注意したい、内臓脂肪型肥満

皮下脂肪は食べすぎ(栄養過剰)、運動不足が主な原因で溜まります。
さらに喫煙、閉経、ストレスなどの促進因子や、男性ホルモンの働きで大量の脂肪を含んで大型化した脂肪細胞が、お腹の臓器の間にある「腸間膜」などに蓄積された状態が「内臓脂肪型肥満」です。
女性ホルモンは、内臓脂肪より皮下脂肪をつきやすくする作用があります。
更年期を迎え、女性ホルモンが激減することにより、内臓脂肪型肥満の割合が増加してしまうのです。

「体脂肪」とは、人の体についている
脂肪の総称で、「皮下脂肪」と「内臓脂肪」の二つに分けられます。

体脂肪が蓄積するとどうなるの?

体脂肪が増えると、見た目で「太っている」という印象を与えるほか、体重が足腰の負担になり、健康のためにもよくありません。
そのためにも、日ごろからケアしましょう!

見た目のイメージ

体脂肪は落とせますか?

食べすぎ、運動不足の解消といった生活習慣を改善することにより、皮下脂肪よりも先に内臓脂肪が反応して、内臓脂肪を落とすことができます。
極度のカロリー制限を続けると体脂肪が落ちますが、皮下脂肪は身体を守る働きがあるため、減らし過ぎは禁物です。
体脂肪率は20%以下にならないようにしましょう。

「毎日少しずつ」を長く続ける体脂肪が燃えやすい身体をつくりましょう!

体脂肪を落とすには、有酸素運動が効果的だと言われています。
ただ「運動開始から20分で脂肪が燃焼し始める」と聞いたことがあると思いますが、これは「20分以上運動を継続しないと脂肪が燃焼しない」ということではありません。
今回ご紹介する「踏み台昇降運動」は有酸素運動の中でも、ウォーキングなどに比べてハードな運動です。
かけっこをしているくらい、瞬間的に息が上がります。
1日のライフサイクルのうちいつでも、何度でもいいので運動時間を作り、継続していくことが重要です。
「気軽に楽しく」が基本です。
体脂肪が燃えやすく、食べても太りにくい身体を目指しましょう。

浜北スローエアロビックプロジェクト
(TOMO RUN) 中川 智博さん

体脂肪を効率よく燃やす、「踏み台昇降運動」をご紹介!

体脂肪の燃焼に有効的な有酸素運動の一つ、手軽に、誰でも、いつでも、短時間でも運動できる踏み台昇降運動をご紹介します。
基本を押さえてステップアップをしましょう。

踏み台昇降運動で体脂肪を燃やす! 基本姿勢 呼吸を整えましょう 片足から踏み台に乗ります 乗せた方の足から降ります テンポよく昇降運動しましょう 息を整えながらストレッチ さらに、ステップアップを目指すなら脳トレをプラス