正しい野菜の保存方法

いざ料理をしようとストックしていた野菜を見た瞬間、カビで腐っていたり葉っぱがしおれていたりとガッカリした経験はありませんか?

今回は「正しい野菜の保存方法」について家にありがちな野菜を例にあげ、ご紹介したいと思います。
最後まで有効活用して無駄な廃棄を減らしましょう。

【根野菜類】

にんじん

にんじんが温かいときは新聞紙に包み、冷蔵庫に保管します。
切ったにんじんは切り口をラップに包んで冷蔵庫に保管します。
冬場は新聞紙に包んで冷暗所で保管します。

じゃがいも

新聞紙に包んで冷暗所に常温保存します。
長期間おいてしまうと「芽」がでてくるのですが、毒性があるので調理する際は取り除くのを忘れないようにしましょう。

大根

葉が付いているままの大根は、葉が栄養を吸収してしまうため、ついていないものと比べて、劣化の進みが早いです。
そのため葉の付け根からカットして、湿らせた新聞などに包みビニール袋に入れてから冷蔵庫の野菜室に立てて保存します。
使いかけのものはラップをして冷蔵庫に保存しましょう。

玉ねぎ

玉ねぎは常温保存になりますが、直接日光があたらない風通しのよいところで、玉ねぎネットなどに入れましょう。
このとき寒くて湿った場所だと発芽が始まり味や鮮度が落ちてしまいますので注意が必要です。

ちなみに、水分が多い新玉ねぎや紫玉ねぎの保存は冷蔵庫に野菜室に保存すると長持ちしますよ。
共通点は、どの種類のたまねぎも使いかけのものは、ラップに包んで冷蔵庫で保存します。

【果菜類】

かぼちゃ

ひとつ丸ごとの状態であれば冬に常温で2、3か月保存ができます。
ですが、出始めの温かい季節は冷蔵庫の野菜室での保存がおすすめです。
また、すでにカットされているかぼちゃは、種とワタを取って冷蔵庫に保存してください。
保存期間は3~5日が目安です。

なす

寒さと乾燥に弱いのでキッチンペーパーや新聞紙に包み、冷暗所で常温保存します。
真夏に数日保存する場合は、一つずつラップに包んで水気を取り、保存袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。

ただし5℃以下で冷蔵保存すると「低温障害」を起こし、色が変化し柔らかくなってしまいます。
冷蔵庫の中でも温度が管理されている野菜室へ入れるか、生のまま使いやすい大きさに切って冷凍保存するのがおススメです。
保存の目安は約1カ月です。

【葉物類】

ニラ、春菊、水菜、ほうれん草などの葉物類は湿らせた新聞紙やキッチンペーパーに包んで、保存袋やビニール袋で冷蔵庫の野菜室に立てて保存します。
葉物は傷みやすいのでできるだけ早く使い切りましょう。

【葉菜類】

キャベツ

丸ごと保存する場合は芯をくり抜き湿らせたキッチンペーパーを詰めた後、ビニール袋に入れて冷蔵庫に入れると長持ちします。
使わない場合は、カットするのではなく、外の葉からはがして使うのがおすすめ。

キャベツは、涼しい気候を好むので、冬場をのぞいては冷蔵庫で保存が良いです。
なかなか使いきれないときは、生のまま冷凍すると時短にもなり調理でおいしく食べきることができます。

レタス

水分をふき取りビニール袋に入れるかラップに包んで冷蔵庫に保存します。
この時に芯に水を含ませたキッチンペーパーを当てて芯だけ濡らした状態にすると長持ちするのでオススメです。

また、冷凍するときは、洗って水分をふき取って、使う大きさにちぎりポリ袋に入れて保存します。
冷凍したレタスは生食には向いていませんが、加熱調理にはそのまま使えて時短になるので便利です。

白菜

最初にキッチンペーパーで包み、最後に新聞紙に包んでから立てて冷蔵庫に保存します。
寒い時期に丸ごと保存する場合は冷蔵庫でなくても、玄関やベランダなどの涼しい場所でも可能です。
湿気が多いと傷みやすいので、キッチンペーパーと新聞紙が湿ってきたら交換してください。

食べきれない場合は、ざく切りにして冷凍用の保存袋にいれます。
冷凍だと1か月程度持ちます。

まとめ

同じ野菜でも状況に応じて保存方法が違う野菜もあります。
野菜の性質を知ったうえで正しい野菜の保存を理解すれば、食材ロスにもつながり節約できますね。
少しでも長持ちさせ無駄な廃棄を減らし最後まで美味しく食べましょう。