正しい冷凍庫の使い方

今回は「夏こそ知りたい!正しい冷凍庫の使い方と基礎知識」ということで、夏場にフル活用が予想される冷凍庫の上手な使い方や知っているようで実は知らなかった基礎知識などをご紹介していきたいと思います。
夏はもうすぐそこ!今年はいつも以上に冷凍庫を使いこなしちゃいましょう。

まずは知っておきたい!冷凍庫の基礎知識

まず最初に知っているようで、実は知らないことも多い冷凍庫の基礎知識について勉強しましょう。
冷蔵庫も冷凍庫も食品を低温で保存するためのものですよね。

皆さんご存知のように冷蔵庫がすぐに食べるものを短期保存するのに適しているのに対し、冷凍庫はアイスクリームや冷凍食品など長期保存したい食品向けになっています。
最近は冷蔵・冷凍一体型の冷蔵庫が主流ですので、上手に使い分けしているという方も多いのではないでしょうか。

さて冷凍庫の基礎知識ということで冷蔵庫と比較しながら見ていきましょう。

この2つの一番の違いは温度です。 冷蔵庫は3~10度、冷凍庫はマイナス18度に保たれています。
なぜかというと菌は10度以下で増殖が遅くなり、マイナス15度以下で死滅すると言われているんです。
そのため温度がこのように設定されているのだそうです。

冷凍庫の正しい使い方とは?

次に見ていくのが冷凍庫の正しい使い方。
一言でいうと冷凍庫は「冷凍の食品を保存する」のが正しい使い方です。

ですが、とりあえず凍っていた方がいいんじゃないか…と思う食品をどんどん入れていく!なんて使い方をしている方も少なくないのではないでしょうか?
実はその使い方、間違っているんです!

今お伝えしたように、家庭用の冷凍庫はもともと冷凍されている食品を保存するためのものですので、急速冷凍の機能がないのです。
そう、冷蔵の食品を買ってきて凍らせても、市販の冷凍食品と同様に長く保存ができるというわけではありません。

また常温や冷蔵の食材を冷凍させる際に冷凍庫内の温度が上がってしまい、もともと入っていた食材を劣化させてしまうことも…
基本的に冷凍庫には冷凍のものを、ホームフリージングする場合は冷凍庫内の温度変化や保存期間に注意が必要です。
ちなみにホームフリージングした食材は1、2週間を目安に食べきれるようにするのがベストですよ!
冷凍保存だからと過信せず美味しいうちにいただきましょう。

上手な冷凍庫の使い方をご紹介!

実は知らない方も多い冷凍庫の秘密…
冷凍庫はあまり隙間がない方が冷えるんです!
なぜかというと凍った食品自体が保冷材の働きをしてくれるから!

分かりやすく言うとお互いを冷やし合っているというわけですね。
こうすることで冷凍庫を開けたときの温度上昇防止に繋がり、結果的に電気代の節約になるのです。
でも買い出しの前なんかは冷凍庫がちょっと空いてしまうことありますよね…

そんな時におすすめの裏技がこちら!
「水を入れたペットボトルを隙間に入れる」たったこれだけ。
保冷材もないし、どうしよう…というときにぜひお試しください。

さて今冷凍庫は隙間がない方がいいということをお伝えしましたが、中身が増えるとどんなものがあったか探すために、長時間扉を開けてしまうなんてことありませんか?

解消法としておすすめなのがホワイトボードなどに中身を書き出して管理するという方法、単純ですが冷凍庫の中身の把握はもちろん、買い出しの際にも役立ちますよ。

まとめ

今回は冷凍庫についてお話させていただきました。
ぜひ夏に向けて活用していただければ幸いです。
上手に冷凍庫を使って今年の夏を乗り切りましょう。