山の読書室/虹ブックス 共同管理人 古屋然子(こやもえこ)さん 古屋淳二(こやじゅんじ)さん

hugm style
vol. 014
山の読書室/虹ブックス 共同管理人 古屋淳二さん

hugm voice山の読書室/虹ブックス 共同管理人
古屋然子(こやもえこ)さん 古屋淳二(こやじゅんじ)さん

虹ブックスの共同管理人として夫婦で毎日一緒に虹ブックスを改造中のお二人。
24時間ずっと一緒、何をする時も一緒、ホントに仲良しなお二人。この仕事を始めたきっかけやこだわり等色々なお話しを然子さんにお伺いしました。

どうしてこの場所だったんですか?

--空き家はボロボロだったけど、ピンときたんです。
元々は2人とも東京で働いていたんです。でも東日本大震災があって、東京を離れて自然豊かな所で子育てをしたいね!と四国に3年間だけ住んでいました。でも、仕事柄、東京との繋がりもあり、四国では離れすぎてしまい…。
で、たまたま富士宮に知り合いがいて、何回か来た事もあって、この場所含め2か所紹介してもらって、ココを紹介してもらった時にピンときて、ここなら何か出来そうだなと思ってこの場所に決めて、ちょうど丸5年が経ちました。
母屋は床も無い状態だったんですが、自分たちでできる所はやって、まずは1部屋、2部屋と住める状態にしていきました。毎年少しずつ改築して、一昨年やっと土間だったキッチンも整えました。

古屋淳二さん 古屋然子さん

--虹ブックスOPENは2021年の夏!
共同管理人といっても、然子さんがアートディレクター(外見担当)、淳二さんがプランナー(中身担当)で仕事分担をしているそう。
夫がやりたい事を具現化するのが私の仕事なんです。
虹ブックスとは別に夫婦で営んでいる虹霓社(こうげいしゃ)というレーベルで漫画家さんのグッズなどを作っているんです。そのグッズ作りに関しても、Tシャツを作りたい!というプランナーのやりたい!をデザインを考えてタグを縫い付けたり、アイデアを形にするのが私の仕事。美大を卒業して物を作るという事は元々好きだったのでとにかく何でも作ります。子どもの服、虹ブックスの石畳や看板まで全て手作り。お金を掛けて勉強してきたから、生かさないと!という気持ちもあります。
仕事だから、質にもこだわりたいし、ちゃんとコンマ1mmまでこだわれるかどうかがアマチュアとプロの違いだと思っています。

虹ブックスOPEN 共同管理人

富士宮のサグラダファミリア!!

--資本主義からの脱却!
資本主義ってまさに、新しい物を買うという事だと思うんですけど、虹ブックスはとにかくリユース!
使えるものをもらって来て、新たな命を吹き込む。新しく買ったものはあまりないんですよ。ほとんどが廃材やリユースしたもの。キッチンの引き出しを壁に付けて、飾り棚にしたりしています。それでも、自分たちの空間は作れるし、ずっとこれからも発展途上。富士宮のサグラダファミリアですね。

要らなくなったものをもらって、家の改築とかにも使っていると、知らない人から要らない物があるんだけど…って連絡がきたりするんです。不思議な事に色々な所から色々な物が自然と集まるようになるんですよね。古着や浴衣や着物、手ぬぐいや布、毛糸ホントにたくさんのものをいただきます。素材は買わずにリサイクルやリユースでまたカバン作り等をしたいです。

富士宮のサクラダファミリア
資本主義からの脱却

子どもにかわいい税を払ってる!

--子育ては楽しいですか?
子どもが生まれる前まではほったらかし育児をするつもりだったんです。でも、一番上の子がとにかく手のかかる子で、そんな風にはできなかった。
子育てって想像通りに行くことなんてないんですよね。
でも、子どもはとにかく、かわいい!かわいくないと許さないと思ってます。かわいいを見せてもらっているからかわいい税を払わなきゃと思えるんです。
子育て1つで子どもの一生を左右するし、その子その子で違うので、大変ですけど、仕事ではなく一番自分を成長させる事が「子育て」だと思いますね。

子育ては楽しい

--子どもに言ってはいけない3つの言葉「ダメ・危ない・早く!」
過保護になってしまう気持ちは分かるけど、最近よくママたちから聞く言葉は「転ぶよ~」「風邪ひくよ~」「危ないよ~」不吉な予告しか伝えてないんです。これこれこうだからこうなんだよ。という原因と結果を子どもにもしっかりその場で伝えなきゃいけないなと思っています。

自分がやりたい事を、自分がやりたいように、良い意味で空気を読まない人になって欲しいなと思います。何があっても動じないような子になって欲しいです。
私たちが何があっても肯定できる場所になるから、いつでも帰ってこられる場所になるから、幸せに楽しく生きて欲しいなと思います。

子どもに言ってはいけない3つの言葉

地域の変なおじさん・おばさんになりたい!

--憧れている人は福沢諭吉の母お順。
福沢諭吉の母のような、肩書で差別をしない人になりたい。物乞いしてる人がいたり、困ってる人がいたら、「こっちに来てご飯食べていきな~」と言えるような人に。
自分の人生は置いておいても、子ども達は曇った目を持たずに、色眼鏡で人を判断するような人であってほしくない。ちゃんと心で、真実を見られる人に育ってほしいなと思います。

地域の変なおじさん おばさんになりたい

昔は地域に数人、変なおじさん・おばさんって言われる人がいたと思うんです。そういう人がいても良いと思うし、どちらかと言えば私たちがそういう人になりたいと思っています。
普通に就職しなくても生きていけるし、違う世界がある事をちゃんと見せてあげたいなと思います。

どんな人がいてもいい。どんな人でも受け入れられる、そんな場所にしたいし、色々な人が認められる世の中になって欲しいなと思いますね。

hugm(ハグム)シリーズを使ってみて(モニターとしてご使用いただきました)

--hugmシリーズを使ってみていかがでしたか?
シャンプーは泡立ちがショッキングでした。(良すぎて(笑))
香りも良いし、容器も使いやすかったですね!幅広のポンプはシャンプーが勢いよく飛び出る事もなくてすごく気に入りました。
末の娘のお風呂は夫が担当してくれるんですが、髪を洗うのをいつも嫌がるけれど、泡立ちも使い心地もキシキシしなくて良かったです。
香りも全体的に優しい香りで、柑橘系の香りが好きでしたね。

hugmシリーズを使ってみて

トリートメントは普段から使わないのですが、使ってもベタってすることもなくて使い心地が良かったです。でも、シャンプーだけで問題なく、むしろシャンプーだけで満足でした。

オイルは今までも使っていましたが、ベタベタしなくてしつこくないのが気に入りました。軽い使用感だから2~3プッシュ使っちゃう感じでした。ほとんど毎日シャンプー+オイルで過ごしていましたね。
茶の実も茶の実オイルも知らなかったけれど、こんな風に活用できるなら良いですよね!

編集後記

今まで大変だったことはありますか?の質問に。大変な事はやらないと答えた然子さん。それに対して、淳二さんが大変なレベルが違うんですよ。と。日々修行だと思って生活し、大変だと思うレベルが違うんだそうです。
どんな状況の中でも家族がいるから!家族のために!日々のモチベーションは家族!そんな古屋さん一家だからこそ、今の生活が成り立ち、毎日が充実しているんだろうなと感じました。
大変な事は人それぞれ。置かれた環境の中で楽しめる事が大切なのかもしれないですね。富士宮方面にお出掛けの際は個性豊かな2人がいる「虹ブックス」を覗きに行ってみてくださいね。お話ししているだけでも元気をもらえますよ♪

編集後記