Q:いつごろどこでできたお茶なの?
A:プーアール茶の歴史はかなり古く、紀元前にもさかのぼるとも言われています。
歴史書に始めて記述されたのは「唐」の時代であり、「明」の時代以降に広く知られるようになります。「プーアール」の名前の由来は雲南省南部のプーアール県で採れたお茶ということから「プーアール茶」の名前で呼ばれるようになったと言われています。
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雲南省のシーサンパンナ。1500メートル以上の山間部にあり茶樹そのものの原産地。写真は茶園の写真。 |
Q:誰が最初に作ったの?
A:一説によれば運搬中、偶然に緑茶が醗酵してできたのが起源ともいわれています。
その昔、まだ車も冷蔵機械、まして携帯電話もコンビニもなかった時代…雲南省から近くの都まで摘んだ茶葉を運ぶのに1年もの月日を要していました。
発見とは以外なところにあるものなんですね。
Q:プーアール茶はどんな種類のお茶なの?
A:その運搬中に、偶然茶葉が醗酵し、独特の風味のお茶が出来上がったのです。プーアール茶は、中国茶の中で6つに分類される「黒茶」にあたります。
中国茶に「種類」があるということをご存知でしたか?
中国茶は一般的に6つに分類(ジャスミンティーのように花茶と呼ばれるものもあります)とされ、「黒茶」に関しては長い年月をかけて発酵させた物ほど味にまろやかさを増して奥深い味わいになるといわれています。淹れた時の色が濃い茶色をしているのが特徴です。「熟茶」とも呼ばれ一般的に販売されているプーアール茶はこれにあたります。
中国茶の種類 |
醗酵の度合い |
特徴 |
緑茶 |
不発酵茶 |
お茶の葉は、空気に触れることで、その葉に含まれる酸素で、自然に発酵していきます。
その発酵を摘んですぐの状態で釜入りすることで止めてしまうのが緑茶です。 |
白茶 |
微発酵茶 |
新芽のみを使用して作られたお茶で味は端麗、香りも淡泊。
中国茶の中でも通の人が好むお茶と言わます。 |
黄茶 |
弱発酵茶 |
製法は緑茶と同じですが、釜炒り後に高温多湿な所で軽発酵させます。
緑茶と類似していてさわやかな渋みと甘みが特徴。 |
青茶 |
半発酵茶 |
代表的なのは烏龍茶。酸素での醗酵を半分くらいで止めてしまいます。
醗酵の度合いの違いで香り、味も全然異なります。 |
紅茶 |
完全発酵茶 |
代表的なのは紅茶。酸素での醗酵を、最後まで行います。
高貴なあの独特の味わいは昔のイギリスの貴族も愛したお茶。 |
黒茶 |
後発酵茶 |
製茶したお茶に麹菌をつけて、微生物でゆっくりと酸化発酵させたもので中国では緑茶・紅茶に次いで生産量が多いお茶で、香港では全体の70%以上で黒茶が飲まれています。 |
Q:このお茶はどうやって作るの?
A:緑茶自体が持つ酵素で醗酵させた烏龍茶とは異なり、プーアール茶は菌のチカラを借りて緑茶を醗酵させます。
プーアール茶は「後発酵」と呼ばれる製法で作られたお茶をいいます。
このお茶には特有の成分「没食子酸」、「重合カテキン」をも含んでいて、他のお茶にはない個性的な味わいが特徴です。
プーアール茶の香り・味わいが苦手な方もいらっしゃいますが、飲んでいくうちに癖になり、毎日飲まずにはいられなくなる不思議な魅力を持っているほど♪
「後発酵」が織り成す奥の深い味わいが脂っこい食事にもピッタリなお茶なんですよ。

後醗酵とは微生物を作用させて醗酵させることをいいます。一般的にプーアール茶は乾燥させた緑茶に、こうじ菌を付けて醗酵させます。
詳しくは、「醗酵工程」をご覧ください。 |
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