連載:解ればできるアンチエイジング 第6回 いつまでも若々しくいるためのアンチエイジング

講師の先生プロフィール

アンチエイジングアドバイザー 米井嘉一先生

同志社大学大学院生命医科学研究科教授として研究に尽力するほか、日本抗加齢医学会の国際担当理事として、アジア・ヨーロッパ・アメリカなど各国の抗加齢医学会との交流に努める。主な著書に、「アンチエイジングのすすめ」(新潮社)、「早く老ける人、老けない人」(PHP研究所)などがある。

輝いてみえるあの人。
決して見た目がきれいなだけではありませんよね。

皮膚の老化の7割は紫外線による酸化

みなさんは、「あの人のようになれたら良いな」と思う理想的な年の取り方をしている目標の人がいますか?「吉永さゆり」さんや「黒木瞳」さん、「由美かおる」さんや「森光子」さんでしょうか。別に芸能人でなくても構いません。家族でも親戚でも友達でも同僚でも良いのです。その人たちは、みなさんにとってはアンチエイジングの身近な成功者ですね。そのように、他人から理想的な年の取り方だな、と思われるような人は、「生きがいややりがい」をもち、日々を生き生きと健康的に過ごしていませんか?決して見た目がきれいなだけで、理想的な年の取り方をしているとは思いませんよね。アンチエイジングの中でもっとも大切なこと、それは「生きがいややりがい」を持つことです。これがなければ何も始まりません。韓流大いに結構!何でも自分が夢中になれるもの、まずはこれを探して下さい。

アンチエイジング(抗加齢医学)の目指すところは、心身ともに健康を保ちながら、加齢という現象にたちむかっていくことです。しかし、「心」の部分はついつい見逃されがちです。生きる意欲を失ったような人に対しては、アンチエイジング(抗加齢医学)は効果を発揮できません。生きようとする気持が大切なのです。欲なくして生存はあり得ません。

病は気から 老化も気から

あなたはどのタイプ!?イギリスの心理学者アイゼンクの性格分類
イギリスの心理学者アイゼンクは上記のようなタイプ別に、約2,000人を対象に調査を行い、タイプ①が癌による死亡率がもっとも高く、タイプ④が最も少ないことを明らかにしました。また、タイプ①に属する被験者50人を2つのグループに分けて、15年間に渡り追跡調査した結果、心と病気の深い関係を浮き彫りにしました。アイゼンクはこの2つのグループの1つには精神療法を受けさせ、もう1つのグループには受けさせないという単純な比較法で結果を追っていったのです。その結果は驚くべきものでした。15年後、精神療法を受けたグループの88パーセントが生存していたのに対して、受けなかったグループでは35パーセントが生存していただけでした。また、受けなかったグループの何と46パーセントは癌を発症して死亡していたのに対して、精神療法を受けたグループの癌死はたった4パーセント過ぎませんでした。このことからもわかるように、精神療法には健康維持にとって大きな力があります。ストレスを上手に管理し、溜め込まないようにすることによって、老化を防ぎ、健やかな人生を送ることができるのです。ストレス対策としては、ストレスによりダメージを受けたら、睡眠と休養によって十分に回復させてから次のストレスに立ち向かうことが大切です。ストレス負荷が大きくなると睡眠の質が低下し、ダメージからの回復が遅れるという悪循環におちいるので気をつけましょう。「くよくよしたらまず歩け」という具合で、あれこれ悩むより散歩などうまく気分転換してください。昔から「病は気から」と言われてきましたが、これからは「病は気から、老化も気から」です。
あれこれ悩むより歩いて気分転換♪

紫外線対策をしっかりと!

ふとした時に体の衰えを感じて「もう年なのか」と肩を落とし、「年だからどうしようもない」とあきらめてしまう。年齢よりも老けて見えるという方は、そういうネガティブな気持ちがきっかけで、どんどん老けこんでしまうのです。アンチエイジング(抗加齢医学)を広めていく私のような立場の人間にとって、すでにアンチエイジングに前向きな関心を寄せているひとへのサポートはさほど難しいことではありません。しかし、最初から関心のない人、すでにあきらめている人を振り向かせるのが一番難しいと、常日頃から思っています。その点、この文章を読んでいただいているみなさんは、すでにアンチエイジングの大いなる一歩を踏み出していると言えるでしょう。最後に、私が交流のある美肌師の佐伯チズさんの言葉を借りて・・・「夢はくすり、あきらめは毒」

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